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概要:ドイツ政府が決定した90億ユーロ(約1兆600億円)規模のルフトハンザ救済を承認する条件として、欧州連合(EU)はフランクフルトとミュンヘンの空港の発着枠の一部を手放すことを求める見込みだと、事情に詳しい関係が述べた。
ドイツ政府が決定した90億ユーロ(約1兆600億円)規模のルフトハンザ救済を承認する条件として、欧州連合(EU)はフランクフルトとミュンヘンの空港の発着枠の一部を手放すことを求める見込みだと、事情に詳しい関係が述べた。
関係者によると、EUの欧州委員会は救済がルフトハンザに不公平な優位性を与える恐れがあるため、発着枠の放棄を求める考えだという。
ドイツ政府は25日、ルフトハンザが新型コロナウイルス危機を乗り切るため融資と出資を組み合わせた救済パッケージに合意した。欧州委は救済が競争環境をゆがめることや、ライアンエアーなど競合が訴訟を提起することを懸念していると、関係者が非公開の協議だとして匿名を条件に述べた。ルフトハンザ救済策の承認には数週間かかる可能性があるという。
関係者によれば、欧州委はルフトハンザがドイツに駐機する航空機の数を減らすことも望んでいる。メルケル首相はルフトハンザが重要な発着枠を維持できるよう努めると、議員らに語ったという。
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