総務省が5日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比1.9%減となった。
総務省が5日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は26万5306円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比1.9%減少した。2カ月連続のマイナスとなったが、下落幅は前月から縮小した。
西村康稔経済財政担当相は24日の閣議に経済財政白書を提出した。日本経済は、新型コロナウイルス感染拡大により、内需と所得・雇用の循環が抑制されていると指摘。今後は、ワクチン接種の進展や医療提供体制の拡充のもと、「経済社会活動を段階的に引き上げていくことが、回復のカギだ」とした。
日銀が12日に発表した7月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比プラス5.6%だった。世界経済の回復を受けた国際商品市況の上昇が幅広い製品の値上がりを通じて物価を押し上げている。