[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した第3・四半期の非農業部門の生産単位当たりの報酬を示す単位労働コスト(速報値)は年率換算で前期より8.3%上昇した。2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による大幅変動を除いた場合、上昇率は14年第1・四半期以来の大きさとなった。
米バイオ医薬品会社モデルナは4日、新型コロナウイルスワクチンの2021年の売上高予想を従来の200億ドルから150億─180億ドルに下方修正した。これを受け、株価は16%下落した。
米石油大手コノコフィリップスが2日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。供給上のボトルネックと世界経済の回復が原油価格の上昇を支援した。
米配車大手リフトが2日発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が6730万ドルと2四半期連続の黒字化を達成した。パンデミック(世界的大流行)関連のコスト削減が寄与したほか、ドライバー数や乗客数が回復した。市場予想は3070万ドルだった。
英国とインドは2日、第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で世界の送電網同士の接続を改善する計画を発表した。環境に優しいエネルギーへの移行促進が狙い。英政府の声明によると80カ国以上の支持を得ているという。
英・米やインド、中国、欧州連合(EU)は、2030年までに世界の全ての地域でゼロエミッションに近い鉄鋼生産の拡大を目指す。英政府が2日発表した。
米石油大手シェブロンが29日発表した第3・四半期決算は、利益が過去8年間で最高となった。石油・ガス価格の上昇、生産増加、自動車用燃料需要の回復などにより精製マージンが拡大した。
29日の取引で、米アップルの株価が下落。時価総額でマイクロソフトに抜かれ、首位から転落した。
カナダ統計局が29日発表した8月の実質国内総生産(GDP)は前月比0.4%増と予想を下回った。9月のGDPは供給網の問題で自動車輸出が減少しているほか、小売売上高も低迷していることから横ばいとなる見込み。第3・四半期全体ではカナダ銀行(中央銀行)の予測を大幅に下回る見通しで、利上げの可能性が低下したとみられている。
[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比で1.3%上がり、2001年以降で最大の上昇率となった。第2・四半期は0.7%上昇だった。深刻な労働者不足の中で企業が賃金や諸手当を引き上げたのが要因で、産業全体の上昇を反映した。これはインフレがしばらく続く可能性を示唆した。
米商務省が29日発表した9月の個人消費支出は前月比0.6%増と、市場予想の0.5%増を上回った。8月の消費支出も当初発表の0.8%増から1.0%増に上方改定され、消費支出が底堅く推移していることが示された。しかし、世界的な供給制約を背景に自動車などの商品が不足し、物価押し上げにつながっている。
イエレン米財務長官は29日、インフレは深刻な供給網の目詰まりによる一時的な現象との見方を変えていないと明らかにした。
米コーヒーチェーン大手スターバックスは27日、2年以上勤続している米従業員の賃金を引き上げると発表した。さらに従業員のリファラル(紹介)採用には200ドルの報奨金を支払う方針で、米外食業界が人手不足に苦闘する中、人材の確保を狙う。
米電子商取引(EC)大手イーベイが27日発表した第3・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。一方、第4・四半期の売上高見通しは市場予想を下回った。新型コロナウイルス下で好調だったネット販売の伸びが経済活動の平常化に伴い鈍化しつつあることが示された。
米電子商取引(EC)大手イーベイが27日発表した第3・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下での電子商取引の需要増加が寄与した。
米国時間の原油先物は下落。米原油在庫が予想以上に増加したことを受け、一部の投資家がロングポジションを解消した。
米マクドナルドが27日発表した第3・四半期(9月30日まで)の米国内の既存店売上高は9.6%増と市場予想の8.27%増を上回った。労働力不足などの問題はあるものの、値上げや有名人とのコラボレーション商品の投入が奏功した。
米フェイスブックは25日、第4・四半期売上高が引き続きアップルのプライバシー規約変更の影響に圧迫されるという見通しを示した。
米国時間の原油先物は一時、数年ぶり高値水準を付けた後、やや値を消した。世界的な供給不足と米国などからの燃料需要増が支援材料となった。
米国のグローバルエネルギー安全保障担当アドバイザー、アモス・ホッホシュタイン氏は25日、ロシアがエネルギー不足に悩む欧州への燃料輸出を抑制しているとすれば、プーチン大統領は天然ガスを政治的手段として活用する路線に傾きつつあると述べた。